MFブックス部門 最終選考結果発表

最優秀賞

該当作品なし

優秀賞

該当作品なし

佳作

「魔導機人アルミュナーレ」

作者:凜乃 初

編集部講評

ロボ×ファンタジー!? いやぜんぜんアリでしょう!
剣と魔法のファンタジー世界に、無理なくロボットを存在させる構成力が光った作品。ロボ同士の戦闘や魔法バトルなど動きのある描写も上手く、映像が浮かんでくる文章表現力は応募作の中でも高いレベルにありました。
それでいてバトル一辺倒で魅せるのではなく、むしろキャラクターがエネルギッシュに描かれていた点も受賞の決め手になりました。彼ら登場人物たちが織りなすドラマで、一気に読ませてくれる良作です。

「首切り童子の異世界食道楽」

作者:ぬるはち

編集部講評

いま流行りの「食道楽ファンタジー」。主人公のククルスが美味しいご飯を食べることを探求していくグルメハンター作品。
魔獣を狩猟し食材をゲットする点や、未知なる味を求めて旅に出る点など、幻の秘宝(食材)探しの冒険ファンタンジーとしても楽しく読める作品と高く評価されました。
良い食材を手に入れるためククルスが魔法や剣術を修行する描写など、グルメに掛ける情熱の高さを独特の読みやすい軽妙な文体で表現している点も魅力的で、受賞の決め手になりました。

「治癒魔法の間違った使い方
~戦場を駆ける回復要員」

作者:くろかた

編集部講評

友人二人の勇者召喚に巻き込まれ、異世界トリップした治癒魔法しか使えない主人公。という設定だけなら「小説家になろう」ではオーソドックスな設定ですが、本作の魅力はなんといっても生き生きとしたキャラクターの描写にあります。特に主人公とその周囲のキャラクターの関係を描くテクニックは応募作の中でも随一でした。
またコメディタッチでありながらも随所にキレのある言葉が入ることで、物語全体にメリハリが効き、読み手を飽きさせない点も高評価です。

編集部総評

このたびは「ライト文芸新人賞MFブックス部門」にご応募いただきまして、誠にありがとうございました。
この賞は、小説投稿サイトであるという「小説家になろう」の本質を最大限に尊重、書籍化という新たな展開で「なろうファン」以外の読者へも広く作品を浸透させるため、それにふさわしい物語を選出することを目的としています。

このたびの応募作品総数は1,400作オーバー! 応募者の方々も「キーワード設定」というルールにすっかり慣れて(?)頂いたと見え、今また様々な世界観を持つ個性あふれる物語が集まりました。

審査員一同で厳正な審査を重ねて参りましたが、今回、残念ながら佳作以外の賞は該当作品無しという結果となりました。
ただ、選外の作品の中にも「この作者の着眼点あるいは世界観をみんなにも味わって欲しい」と感じられた作品もあり、次回作を期待せずにはいられない作者の方々が何人もいらっしゃいました。

編集部では、今後もこの賞を「より応募しやすいプロへの登竜門」にするべく、規定や開催時期などを検討・精査して参りたいと考えております。投稿者&読者の皆さまと共に素晴らしい作品を世界へ届けられるよう、日々精進して参ります。

受賞作3作品は2016年春頃の出版を予定しております。3作品を手にとって頂き、UGCコンテンツ(ユーザー主体で作られた作品群)の未来を垣間見て頂ければ幸いです。

前回ここで「エンターテインメント小説の今後のカギを握るのは「なろう作品」」と主張させて頂いた通り、ネット小説の出版企画は今やすさまじい数になって参りました。皆様も我々編集部と共にそのムーブメントの先端に立ち、時代の息吹を感じ取って参りましょう。

次回のスケジュールやテーマなどは改めて発表させていただきます。今後ともご応募のほう宜しくお願いいたします。次回も皆様が綴る胸アツな作品に出会えることを楽しみにしております。

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